「マイホームを検討しているが、新築物件に使われる木材に関心があるので、その性質や特徴を知りたい」
そんな皆様に向けて、家を建てる際に使用される木材の特徴についてご紹介します。

□木材の特性を解説します!

木材が持つ特性を2つ紹介します。

1)他の建材と違って、木材は、時間の経過に合わせて強度が増すという特性です。
コンクリートや鉄といった建材は、時間が経つにつれて強度が下がりますが、木材は乾燥度合いが高まり、強度が増すという特性があります。
ヒノキを例に挙げると、伐採後100年から200年の間は強度が高まり続け、1000年後に伐採された時の強度に戻ります。

2)殺菌・消臭効果のある成分を放出し、空気を綺麗にするという特性です。
樹木は、虫や微生物から自身を守るため、フィトンチッドと呼ばれる殺菌・消臭成分を放出しています。
この効果は伐採した後も長期間継続するという特徴を持っています。

□家を建てる際に使用される木材を紹介します!

今回は3種類の木材について紹介します。

1)製材
製材とは、丸太から直接切り出した木材のことを指します。
木材は乾燥させる際に狂いや割れが起こるため、「背割り」と言って予め適度な深さの溝を入れる技術が使われています。

2)集成材
集成材とは、丸太から切り出されたラミナを、繊維の向きを揃えて接着したものです。
先程紹介した製材に比べて狂いや反りが起きにくく、気温や湿度の変化量が大きい場所にも適応できる木材です。
ラミナ同士を貼り合わせると、強度を維持したまま長さを出せます。
コスト面に関しては、6メートル以上になると、製材よりも価格を抑えられます。

3)合板
合板とは、ベニヤの繊維方向を直行させて接着したものです。
比較的お金をかけず、大きな面材を作れるため、色々な用途に使用されます。
構造用や下地として使用されることが多いですが、質感や木目の特性を活かして、あらわし(ふつうは仕上げ材によって隠蔽してしまう構造部分を、露出させる仕上げ)として使用されることもあります。

□まとめ

ここまで、新築物件に使われる木材に関心がある方に向けて、家を建てる際に使用される木材の特徴についてご紹介してきました。
木材には様々な種類があり、それぞれ用途や目的によって使い分ける必要があります。
今回の内容をぜひ参考にしてみて下さい。

 


 

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